新人として仕事を始めたばかりの場合、分からないことが多すぎて、すぐに上司や先輩に何でも質問したいという欲求が大きいと思います。
しかし、その大きな欲求のまま、アレコレたくさん質問ばかりしてしまうと、間違いなく上司や先輩に嫌われてしまうでしょう。
そのような困った状況の時には、これから紹介する上司や先輩に「何かやることありますか?」と聞く時にどんな言い方なら嫌われないのかについて、今すぐに確認しておいてください。
また、そもそも新入社員が「何かやることありますか」と聞くべき理由についても言及しましたので、参考にしてみてください。
新入社員の時は聞きづらいからこそ、うまくコミュニケーションをとることで、上司や先輩から気に入られることにも繋がります!
今では思うのですが、嫌われないような聞き方でコミュニケーションをとることができれば、出世することすら早くなると思います。
今回紹介する内容は、実際に私が複数回も新人を経験した時に役立ったポイントを凝縮したものとなります。
※退職回数が多いため、新人の回数が多いのです(泣)
ぜひ最後までご覧いただき、今日から活用してみてください。
上司や先輩に嫌われない聞き方の3つの重要ポイント
今仕事が手元に溢れていない状態の新入社員が「何かやることありますか」と聞く時には、正しい言い方とタイミングで発言しなければ上司や先輩に嫌われてしまうこともあります。
嫌われてしまうとマジでヤバいです!
さらに聞きづらくなってしまったり、今後の昇給・昇進にも支障をきたします。
嫌われてしまうと、仕事を振ってもらえないから細心の注意を払う必要があります!
それでは、嫌われない聞き方はどんなものなのかについて、下記に記載します。
- 朝イチor帰宅前のタイミングで聞く
- 「今少しお時間よろしいでしょうか」という枕詞を使う
- そもそも仲良くなっておく
これらの内容でこれから詳しくお伝えさせていただきます。
①朝イチor帰宅前のタイミングで聞く
朝イチor帰宅前のタイミングで「何か仕事はないのか」を聞くべきです。
なぜなら、切りが良いタイミングだからです。
また、上司や先輩側は「新入社員が私に対して気を遣ってくれている」と感じてくれやすいタイミングとなるので有効です。
その結果、「この新入社員は優秀だ」と思ってもらえるようになります。
優秀だと思われたら社内では非常に過ごしやすくなるので、タイミングは守っていただければと思います。
②「今少しお時間よろしいでしょうか」という枕詞を使う
新入社員の常套句と言っても過言ではない言葉である、「今少しお時間よろしいでしょうか」は必ず使いましょう。
これを使うことによって、上司や先輩からマナーを守れる人物だと認定されます。
その結果、振り分けてもらえる仕事を考える時間を取ってくれたり、積極的に気にかけてもらえたりするようになります。
やはり人間は感情の生き物ですから、マナーは大切にしましょう。
いきなり「仕事なにかないっすか?」なんて無礼な態度で聞いてしまうと嫌われてしまい、社内で干されてしまいますので、くれぐれも気を付けてください。
③そもそも仲良くなっておく
「何かやることありますか?」という言い方の話からは少しズレてしまうのですが、そもそも仕事をくれる上司や先輩とめっちゃ仲良くなっておくことが根本的な解決策であったりします。
なぜなら、人間の性質的に、「仲の良い人とは常に話をしていたい」と思うものだからです。
常に気軽に話ができるような関係性を築けているのであれば、そもそも「何かやることありますか」というフレーズを伝えるまでもなく仕事は振られるものなのです。
イメージしてみてください。
「職場にAさんという高校時代から仲の良い人間がいるケース」と「職場にBさんという初対面の人間がいるケース」を想像してみると、明らかにAさんの方には仕事を指示しやすいですよね?
「あ、これやっておいて」とフランクに言われるのは間違いないでしょう。
そういうものなのです。
何かやることありますか、と聞くべき5つの理由
上司や先輩は、「新入社員に対して仕事を振りづらい」と思っていたり、「新入社員に時間を使っている暇はない」と思っている可能性が非常に高いです。
しかし、それを気にし過ぎて「ただひたすら仕事が来るのを待つ」という姿勢は絶対にNGです。
ここからは「何かやることありますか」と聞くべき理由について解説するので、参考にしていただけたら幸いです。
理由1:周囲へ気遣いができる人は仕事がデキる人だから
仕事やスポーツなど、複数人で事を成す時にチームワークは重要な要素のひとつです。
なぜなら、個々が勝手な動きをしていては良い結果が得られない。または、達成しても時間がかかるということになるからです。
皆さんは学生時代の宿泊学習でカレーライスを作りましたか?
私は中学生の時に作りました。食材を切る人、火をおこす人、ご飯を炊く人等それぞれの係に分かれて作った記憶があります。
そこでは、同じ人数で作っていても、できあがりの時間に差がありました。私たちの班はまだカレーを煮込んでいるのに、もう食べ始めている班があったのです。
この差は、どれだけコミュニケーションを取りながら行なえたか、ということだと思います。
常に周りを意識した行動をとることは大切です。
これこそが「仕事がデキる人」になるための第一歩なのです。
その時に1つ注意しておきたいことは、ひとりよがりな判断をしないことです。
コミュニケーションはしっかり取りましょう。
理由2:やる気をアピールしたらチャンスが増えるから
人に自分を覚えてもらうことは、成功の鍵と言えると思います。
なぜなら、そこからとんでもないチャンスに出会える可能性があるからです。
また、新入社員から「何かやることありますか?」と声をかけられたら「自発的に仕事ができる新人だな」と好印象を与えることができます。
そうすれば「新人たち」の中の一人ではなく「○○さん」に変わるのです。
上司や先輩は日々の仕事に追われ、新人担当以外の社員は新人の名前を覚えようというところまで意識しないものなのです。
もう1つ、テクニックとして「○○さん、今、手が空いてるんですが、何かできることがありますか?」と相手の名前を頭につけてください。
そうすることで、相手は自分の名前を覚えてくれている新人に好感を持ち、あなたの名前も覚えてくれるかもしれません。
職場の仲間と早く打ち解けることができれば、相手も気にかけてくれるようになり、仕事もしやすくなることでしょう。
下記のサイトで人脈を広げるメリットについて紹介しています。上昇志向の強い方は参考にしてみてください。
人脈を広げることは
チャンスは人に乗ってやってくると言いました。
しかし、チャンスはそんなに何度もやってきません。
「これできますか?」「これ、お願いできますか?」と言われたら大チャンスで、必ず「はい」と即答してください。
チャンスは逃してはいけません。
できるかできないかではなく、やるという姿勢を人は見ているのです。
©社長の味方|絶対に失敗しない経営戦略 All RightReserved.https://presidentsally.com/popularity/personalconnections/
理由3:指示待ち人間にならず、価値の高い人物になれるから
「あなたは指示待ち人間だね」と言われたら、どんな気持ちになりますか?
私は「あなたは仕事ができない人間だね」と言われているようで、とても嫌な気持ちになります。
とはいえ、新人にとって自分から仕事を見つけるのは至難の業ですよね。
忙しそうで目も合わせてくれない。そんな先輩たちに声をかけることは勇気のいることです。
また、やみくもにだれかれ構わずに声をかけてもいいわけではありません。
その2でお話したこととは矛盾していますが、基本の声のかけ方があります。
まずは、あなたを担当してくれている新人担当の先輩に相談してください。
ほとんどの場合、新人担当がいると思います。
そのため、その担当者を差し置いてほかの先輩に声をかけるのは失礼にあたります。
タイミングは朝一番がいいでしょう。
- 今日一日の自分のスケジュールの確認
- 仕事が早く終わって手が空いた時に何かできることはないか
- それも終わって、なお時間が余った場合は誰に指示を仰げばいいのか
この3点を確認してみてください。
担当者とのコミュニケーションはとても大切です。節度ある対応をしつつ、困っていることはちゃんと伝えて報連相を意識して行いましょう。
理由4:言われた仕事にプラスアルファすることで評価が上がるから
「何かやることありますか?」と新人から声をかけられたら、私なら簡単な単純作業をお願いすると思います。
私に限らずたいていの人はそうでしょう。
そこで誰にでもできる仕事を頼まれたとして、あなたはどうしますか?
頼まれることが単純作業だからこそ、ここで周りの新人と差をつけるチャンスなのです。
中学時代に先生がこんな話をしてくださいました。
「釘を持ってこいと言われて釘だけを持って行く人間になるな。金槌も持って行く人間になれ」
仕事に付加価値をつけるということは、誰にでもできることではありません。
だからこそ、いつもそのことを意識してみてください。
周りの新人が頼まれたことだけをただ行う中で、期待以上の結果を見せることで、あなたの仕事ぶりは注目されることでしょう。
理由5:聞いても何もやることがなければ、できることを探せるから
「何かやることありますか?」と新人に聞かれて、忙しくて教えることができない時、また頼める仕事がない時、私なら申し訳ないなと思います。
「頼める仕事がない」と言われ、先輩からの指示を待ち、ボーッと過ごしていたらどうでしょう?
「なんだあの新人は!こっちは忙しいのに!することないなら帰れよ」と思われてしまいます。
聞くか聞かないかで、こんなにも周りの人の感じ方は変わるのです。
仕事がないからといって、ただボーッとしておくというのはおすすめしません。
例えば、ロッカーのカタログが乱雑になっているのを整頓するとか、そのカタログが仕事の知識を得られるものなら見させてもらうとか。
指導する暇もないほど忙しい職場であれば、整理整頓や掃除が行き届いてないかもしれません。
周りを見渡し、自分にできることはないか探してみましょう。
但し、その時は必ず先輩に声をかけてから行ってくださいね。
仕事がない暇な時にやっておくべきこと
実際に「何かやることありますか」と聞いても、上司や先輩から「今は特にないから…」と言われることもあるかと思います。
しかし、そう言われたからといって、ただボーッとしているだけでは絶対にダメです。
今の自分にできることをやっておくべきだと思うので、少し紹介させていただきます。
①本を読んで有能なビジネスパーソンとして戦える知識を付けておく
暇さえあれば、本を読んで知識を付けておくのが良いでしょう。
あらゆる知識を頭に入れておくことで、上司や先輩から有能だと認めてもらえることに繋がり、社内でも出世していく可能性が上がります。
例えば、あらゆるジャンルの本を1冊あたり10分程度で読めるような本の要約サービス「flier(フライヤー) 」などは、特に知識を詰め込むには最適なサービスでしょう。
知識を大量に身に付けておけば、同僚に差を付けられるようになるはずです。
②自己分析をして自分の強みを明確にしておく
今現在、新人のあなたが仕事をもらえていないのは、そもそも自分自身の強みをアピールできていないからなのかもしれません。
例えば、イチロー選手のように安打を打つことが得意なバッターであることが明確になっていれば、ピッチャーをやらせるかバッターをやらせるか迷わないですよね。
強みが明確になっていれば、自然に与えられる仕事は決まるものなのです。
上司や先輩にうまく仕事を振ってもらうためにも、今のうちに自己分析をして強みを明確にしておくべきなのではないでしょうか。
もし、今すぐに強みを明確にしておきたいのであれば、『ミイダス 』という満足度の高い無料サービスが役に立つでしょう。
私も使ったことがあるのですが、下記のような診断を受けることによって自分のことを客観的に見ることができ、仕事に非常に役立てることができました。
早いうちに、自分の強みを上司や先輩にアピールして戦略的に仕事を進めてみませんか?
まとめ
今回は、上司や先輩に嫌われない「何かやることありますか」の言い方とそれを聞くべき5つの理由について解説しました。
本記事の内容をまとめます。
「何かやることありますか」の言い方については下記の通りです。
- 朝イチor帰宅前のタイミングで聞くと優秀だと思われる
- 「今少しお時間よろしいでしょうか」という枕詞を使うと高評価を得られる
- そもそも仲良くなっておけば仕事がないことに困らない
「何かやることありますか」と聞くべき理由については下記の通りです。
- 周囲へ気遣いができる人は仕事がデキる人だから
- やる気をアピールしたらチャンスが増えるから
- 指示待ち人間にならず、価値の高い人物になれるから
- 言われた仕事にプラスアルファすることで評価が上がるから
- 聞いても何もすることがなければ、できることを探せるから
「仕事がない暇な時にやっておくべきこと」については下記の通りです。
- 本を読んで有能なビジネスパーソンとして戦える知識を付けておく
- 自己分析をして自分の強みを明確にしておく
「手持ち無沙汰だな」と困った時「周りの社員はみんな忙しそう。目も合わせてくれないし」なんて思って黙っていてはいけません。
気を付けてください。目も合わせてくれないから見られていないとは限りませんよ!
新人は注目の的なのです。
あなたの一挙手一投足は見られています。
「何をしたらいいかわからない」という方は、積極的に「何かやることありますか?」と、聞いていきましょう!
仕事に前向きな態度を示すことで、あなたがこの会社に必要な人間であることを証明できますよ。
皆さんが今以上に素敵な社会人になっていくのを楽しみにしています。
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