やっと昼休憩だ。昼飯行こうよ。
午前中だけで、もうストレスMAXだよ。イライラして食欲もわかないよ。
また、あの人のこと?
いつものことだけど、この気持ちをどこにぶつけたらいいのかわからないよ。
2人体制の仕事なんて本当に最悪だよ。
皆さんは2人体制の仕事をしたことがありますか?私はあります。
たぶん、経験された方も多いのではないでしょうか。
少人数の会社での内勤業務となると、それこそ上司と2人きりということがあったり、大企業であっても同僚とペアで仕事を任されたりと状況はさまざまでしょう。
今回は、そんな状況で困ったことがある方へ、私自身の経験も元にしてケース別に対処法をまとめてみました。
ケース1:自分のやりたい仕事しかしない相手には毅然とした対応をとる
ポチっていつも忙しそうなのに、ペアを組んでる○○さんは余裕そうだよね。
あの人、自分の好きな仕事しかしないからね。
それで、ポチは何も言わないの?
面倒なことになるのが嫌なんだ。自分がやってすむならそれでいいんだよ。
ペンシルベニア大学ウォートンスクールの組織心理学を専門とする教授であるアダム・グラント氏の著書「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代」をご存知ですか?
世の中には3種類の人間がいるそうです。
ギバー ・・・与える人(テイカーより少し多い)
テイカー ・・・受け取る人(少ない)
マッチャー ・・・バランスを取る人(全体の大半を占める)
こちらの動画で本の詳しい内容がわかるので、「成功するギバー」になる方法を学び、今後の対応について参考にしてみてください。
人から頼まれた時「自分にもメリットのあるウィンウィンの関係を築くいい人」になるか「ただ断れない良い人」になるか。
私は「都合のいい人」にはなりたくありません。
「都合のいい人」は残念なことに感謝されないそうです。
自分のやりたい仕事しかしない相手が部下であれば、先輩として指導するべきであり、上司であれば更に上の上司へ相談してはいかがでしょう?
いつも損な役回りばかりしていると、しんどいことをしているのに周囲からの評価も低く、軽く扱われることにもなりかねません。
こちらの記事で「職場のずるい人タイプ別対応方法5選」を紹介しています。併せて読んで頂くといいですよ。
ケース2:全部自分でやりたがる人には理由を聞いてみよう
どうしたの、ポチ?なんだか暇そうだね。
仕事を独り占めして、僕に仕事をくれないんだ。
そうなんだ。まず理由を聞いてみたらどうかな?改善の糸口が見つかるかもしれないよ。
仕事を独り占めする人の心理は何でしょうか?
「あなたに仕事を任せたくない」それなら自分の力不足を反省し、素直に教えを請うたり、知識や技術の向上に努めたりすべきでしょう。
自分に足りないことは何なのか?任せたくない理由を聞いて改善しましょう。
しかし残念なことに、なかには自分よりも仕事のできるあなたに嫉妬するあまり仕事をさせないといった「自分が一番じゃないといけない」タイプの人がいます。
理由を聞いた上で意味のわからない返答であったなら、まずは話し合う。それでも納得のいく答えをもらえないなら、第三者に客観的な意見を求めましょう。
できれば先輩や上司がいいでしょう。
「仕事ができない人間」「人に仕事を押しつけて遊んでいる悪いやつ」という間違ったレッテルを貼られる前に、早めに手を打ちましょう。
ケース3:人の仕事に文句を言う人の言葉に傷つかない心を持つ
世の中にはアドバイスをするのが下手な人がいます。人を育てるのが下手な人です。
しかし、だからといってその指摘が間違っているわけではありません。
言い方に腹が立っても、冷静に受け止めることができれば、あなたの成長につながるでしょう。
こちらのサイトでアンガーマネジメントについて詳しく紹介しています。
自分の怒りのタイプを知り、対応の仕方を学ぶことで自分の成長に役立ててください。
アンガーマネジメントを身に付けていないと、周りに八つ当たりしたり、自分を理解してくれない相手へ威圧的な態度を示したりなど、適切でない行動をしがちになります。特に、職場においては、さまざまな人間関係が行き交う場所ですので、このスキルを身に付けることで、大いに役に立つことでしょう。
マイナビエージェントhttps://mynavi-agent.jp
ケース4:監視されている気持ちになる時はデスクを替えてみよう
ストレスを抱え辛い毎日も、ちょっとした工夫で解決できるかもしれません。
「会社を辞めてしまう」「自殺にまで追い込んでしまう」魔のデスク配置になっていませんか?
適切なパーソナルスペースを意識した座席レイアウトを考える
大人数で働く職場だと気にならないのに、2人きりの職場だと息が詰まる。なんだかいつも監視されているみたい。と思うことはありませんか?
例えば、トイレに行くのも2人きりの職場だと回数や時間まで計られている気持ちになりますよね。
実際に「あなたはトイレが近いのね」「長かったわね」といちいち言われたことがあります。
生理現象であり、別にさぼろうと思っているわけでもないのに、そんな風に言われると行きづらくなりますよね。
そんなことで我慢すれば体にも悪いし、精神的にも辛いものです。
心理学者のR・ソマーが提唱した「パーソナルスペース」対人距離とも呼ばれますが、他社が自分に近づくことを許せる限界の範囲を言います。
すなわち心理的な縄張りということになりますが、これを侵されると人はストレスを感じます。
職場環境を変えるのは簡単なことではありませんが、もし提案や改善ができるのであれば、パーソナルスペースを意識した環境に変えるのも1つの方法と言えます。
こちらのサイトでは、業務形態に応じた最適なデスク配置を紹介していますので、可能であれば上司に提案してみてはいかがでしょうか。
人間関係を左右するのはコミュニケーションです。このコミュニケーションを円滑になるように、オフィスのデスクの配置や空間の使い方を変えたところ、ストレスレベルが減り、社員同士の助け合いが増え、残業が減ったという事例があります。
Offive&Co.https://offive.co.jp/office_design_knowledge/desk-placement-that-facilitates-human-relations.html
ケース5:気分にムラがある人に流されない
2人体制の仕事なのに、相手の機嫌が悪いと最悪ですよね。
自分の機嫌くらい自分でとるのが大人というものですが、なかなかできないものです。
また、放っておいた方がいいタイプもいれば、俗にいう「かまってちゃん」タイプはどうしたの?と聞いてほしいなど、対応もさまざまです。
しかし、それも相手にし過ぎると業務が滞ってしまいます。
こちらまで流されることがないよう、自分自身は平静を保ち、柔らかい雰囲気で過ごしましょう。
そうすることで相手の気持ちも安らぎ、変化することもあるかもしれません。
「こっちまでイライラする」というようなことを言って、火に油を注ぐことのないように、大人の対応をしましょう。
私の場合、イライラしたり落ち込んだりしている時は音楽を聴いたり、ホットカフェオレを飲んだりすると気持ちを切り替えることができます。
こちらの記事では、10個の休憩時間の過ごし方を紹介しています。あなたに合ったストレス発散法が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は「2人体制の仕事でストレスが溜まった時の5つの対応方法」についてご紹介しました。
- 自分のやりたい仕事しかしない相手には毅然とした対応をとる
- 全部自分でやりたがる人には理由を聞いてみよう
- 人の仕事に文句を言う人の言葉に傷つかない心を持つ
- 監視されている気持ちになる時はデスクを替えてみよう
- 気分にムラがある人に流されない
関わる人数が少ないほど相手との関係性は密になり、意識も集中してしまいます。
また、相手との関係性も社長から後輩までさまざまなケースがある中で、それぞれにあった対応が求められるので、答えは1つではありません。
しかし、2人体制という密な関係性だからこそ、強い信頼関係を作ることができるチャンスでもあります。
だからこそ、自分の振るまいには十分に気をつけましょう。
相手が上司であれ後輩であれ、同じ職場で働いていれば、どこで助けられるかわかりません。
それでも、相手からパワハラなどで自分の精神状態がおかしくなるようなことをされたら、その時は躊躇なく助けを求めてください。
あなたがこの記事を読んで、少しでも前向きになれたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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