あぁ、本当にもう会社をやめてやる!
まぁまぁ、落ち着いて!スムーズに退職できるような理由を考えようよ。
会社を辞める決意をする時は、生きていれば何度かあります。
理由は様々にあると思いますが、決意が固いなら確実に辞めることが先決ですよね。
そして会社側にはすんなりと退職を認めてもらって、できれば喧嘩別れすることなく気持ちよく送り出してもらいたいものです。
とはいえどんな理由を言ったら、サクッと辞められるのでしょうか。
そもそも、やたら怖い上司に伝えなければならなかったりしたら、どう返されるんだろうと考えたら不安でいっぱいですよね。
正直、本当のことを言えたらスカッとするかもしれないですが、それはリスクが多すぎます。
なぜなら、万が一もめてしまいそうな理由を言ってしまい、上司にやたらに怒られたうえ、やめられなくなってしまうかもしれません。
あと他の悲しいパターンは、診断書を出せと言われてこじれたり、時期を伸ばしてくれと言われたりなどもあるようです。
知ってましたか?実は退職の理由は嘘でもいいんですよ!
実際のところ、嘘の理由で辞めている人は、二人に一人の割合でいるようです。
今からそのワケを5つご紹介しますので、退職がうまく進むよう一緒に考えましょう。
ワケその1:法で罰せられないから
労働基準法では、以下のように述べています。
(退職時等の証明)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049
第二十二条 労働者が、退職の場合において、使用期間、業務の種類、その事業における地位、賃金又は退職の事由(退職の事由が解雇の場合にあつては、その理由を含む。)について証明書を請求した場合においては、使用者は、遅滞なくこれを交付しなければならない。
どういうことかというと使用者(会社側)は解雇したならその理由を伝えなければならないが、労働者は理由を述べなければならないという明記はありません。
ということは、理由を言わなくてもいいですし、仮に理由が本当でなくても法で罰せられることはないんです。
だからと言って、何の理由も言わないでいると退職できなくなる可能性もありますから、嘘でもいいので理由を用意しておく必要はあります。
ワケその2:確実に退職するため
本当に退職できるかなぁ。理由を話したら受け流されたり、先延ばしされないかなぁ。
心配いらないよ。必ず退職はできるよ。
もしも退職届を書いて上司に持って行ったのに、受け取り拒否や最悪、破られたりするのでは?と心配しているなら、それは大丈夫です。
なぜなら会社には退職届の拒否権は無く、私たち労働者は退職届を提出して2週間後に退職する権利を持っています。労働条件を交わしているのであれば、念のためその書面を確認してみましょう。
「退職希望日の○日前に伝えること」等とあれば、それに従えばいいだけです。
ごねられそうであれば「内容証明郵便」で郵送すれば問題ありません。
退職届に上司を納得させることができそうな理由を書いて、提出すればいいだけです。
ワケその3:今後も付き合うかもしれないから
転職や転居などをして、今の会社より遠く遠く離れるならまだしも近場であれば街でばったり会うしれません。
それに世界は狭いものです。
例えば、転職先で今の会社が仕入れ先になったり、仕事上で付き合う可能性もないとも言えません。
この場合は、あまり辻褄が合わないような嘘をつくのは避けましょう。
今回の退職がこれからの人間関係に悪影響を及ぼさないよう、内容に気を付けて穏便な形で辞める方がいいですね。
ワケその4:会社の雰囲気を悪くしないで済むから
綺麗事かもしれないけれど、周りの同僚からも祝福されてできればきれいにお別れ、今風にいうと「卒業」したいですよね。
辞めていなくなるとはいえ、自分が辞めることで社内に波風を立てたくないというのも、気持ちとしてあるのではないでしょうか。
私もかつての職場では「嫌いで耐えられない」って思うような同僚がいました。
でもその理由を正直にぶちまけたいと思ったけれど、その後、会社に残る仲間に嫌な思いをさせたくないと思いました。自分の個人的な感情や都合で仲間に辛い思いはさせたくないですよね。
仲間に迷惑のかからない理由を選びましょう。
仲間はこれからもその会社で過ごしていくのですから。
ワケその5:本当の理由を話さなくて済むから
辞めたいと思い立った時に、独りよがりな理由をぶちまけて、トラブルになってしまう場合があるようです。
そうなるよりも、丸く収まるような嘘の方がうんといいのではないでしょうか。
例えば、私も昔に上司や同僚と反りが合わないから辞めたいと思っていました。
けれども不満をぶちまけてしまったら、それによって揉めてしまう可能性が高くなります。
スッキリしたい気持ちも分かりますが、片方だけが悪いとも言い切れないのではないでしょうか。
それに揉めない方が気持ちよく引き継ぎもできます。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあります。
このことわざの意味は「立ち去るものは、引き際はきれいに片付けて美しくあるべきだ」ということです。
このことわざのように、本当のことを話して揉めてしまうぐらいなら、理由は嘘でもいいのです。
どんな理由なら辞められそう?
辞めるときの理由には以下のようなものがあります。
- 自分が病気になった
- 家業を継ぐ
- 資格を取るため学校に行きたい
- (自分が希望する分野の)転職先が決まった
①の理由ですが、悩み多き現代人にとって、不眠症になったり軽い鬱状態になったりはあることなので、そのような理由を上げる人も増えているようです。わりと共感されそうです。
②ですが、実家の業種によってはあることなので、納得されそうです。
③④であれば、夢を実現させるためなので、嘘とはいえ実際に実行に移しやすく応援もされそうです。
一つ気にしなければならないのは、嘘の理由であるならせめて辞めるまでは、嘘でないように振舞わなければなりません。
ですからあまり現実からかけ離れている理由にしないほうがいいでしょう。
最後に、辞めたくてしょうがないのだけれど、どうにも理由も浮かばず退職自体を進められるか自信がないという方に、一つの手段として「退職代行サービス」というのもあるようです。
困ったら、検討してもいいでしょう。
まとめ
今回は、以下の通り、退職する理由は嘘でも良い「5つのワケ」をご紹介させていただきました。
- 法で罰せられないから
- 確実に退職するため
- 今後も付き合うかもしれないから
- 会社の雰囲気を悪くしないで済むから
- 本当の理由を話さなくて済むから
以上の通りですが、嘘も方便、法で罰せられないなら多少の嘘をついてでもいいですよね。
だって引き止められることなく、確実に辞めたいのですから。
今後も付き合うかもしれない会社、または同僚もいるかもしれないですし、自分が辞めることで会社のムードも悪くしたくない、本当の理由が割とヘビーな場合、言ってトラブルになりそうなら言わない方がいいです。
辞めたい気持ちが先走りして、退職でトラブルとなっては労力の無駄ですから。
また転職の時には退職理由を面接で話す可能性もあるので、退職理由もできれば自分がポジティブに考えられるものが良いと考えます。
例えば、分野の違うこんな仕事が前からしたかったからと言われたら、普通の人なら応援したくなるものです。
嫌で嫌でしょうがなく苦しいから、辞める決意をしたのです。
嘘をついてでも、きちっと辞められるような理由を準備して臨みましょう。
大丈夫です。頑張って!!
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