会社の退職日が近づいてきた人に質問です、退職時の荷物整理は順調でしょうか?
後々のトラブルの原因となってしまうので、最後の重要な任務です。
今回は退職時の荷物整理をやり易くするため、会社向け・自分向けに分けてポイントをお伝えいたします。
会社のためにやるべきこと
仕事を退職する時は、今まで自分が担当していた仕事の引継ぎ業務をする必要があります。
仕事内容の引継ぎ業務はもちろん、後任者が業務をしやすい環境整備に努めましょう。
環境整備は、主にPC内データの整理・紙書類の整理・貸与品の返却の3つがあります。
1つずつご紹介していきます。
PC内データの整理
退職時にはパソコン内のデータを後任者が分かりやすいように整理しておきましょう。
パソコン内のデータの場所は、自分が思っている以上に個性が出ています。
他の人が触ると、何がどこにあるのか分からなくなることが多発してしまいます。
これを防ぐためには、「自分だけが分かる配置」ではなく、「他の人もわかるような配置」を意識する必要があります。
具体的には分かりやすいフォルダ名にファイルを設置したり、必要のないデータを処分したりすることがよいでしょう。
私も退職した時は、パソコン内のデータの整理をしました。
自分が使っていて不便は感じていないので大丈夫だろうと高を括っていましたが、同じデータが2つあったり、過去の古すぎるデータが混在したりしていました。
もちろん整理を行いましたが、退職前ぎりぎりに取り掛かってしまったため、慌てることとなってしまいました。
パソコン内の整理は、退職日から余裕をもって始めることをおすすめします。
また、自分だけではなく、他人が分かりやすい配置を意識して整理をしましょう。
紙の書類の整理
退職時の整理には紙の書類の整理も必須事項です。
ペーパーレス化が進み、書類はパソコンやタブレットなどのデバイス上に増えてきたとは思いますが、まだまだ紙の書類も無くなったわけではないと思います。
意外とクリアファイルに入れっぱなしになっていたり、書類の重複があったりしていることもあるのではないでしょうか。
後任者はもしかしたら、あなたの業務は初めてなので最初は何が何だかわからないかもしれません。
最初から整理をしておくと後任者の混乱を防ぐことができ、仕事がしやすい環境ができます。
そのため、パソコン内だけではなく、紙の書類整理も退職日までには行っておきましょう。
貸与品の返却
退職時には会社から貸与されているものがある人は、滞りなく返却しましょう。
例えば、会社の制服やパソコン、タブレットなどが該当します。
また、社会保険に加入されていた方は健康保険証の返却も必要でしょう。
貸与品については会社によるので、一度確認するようにしてください。
貸与品の返却がないと会社に多大な迷惑がかかる恐れがあるため、必ず退職日までに返却しましょう。
自分のためにやるべきこと
会社向けについてお伝えしましたが、自分向けの荷物整理も大切です。
もしも忘れ物などしてしまった時には、取りに行くのはちょっと気まずいと感じるのではないでしょうか。
これを防ぐために、自分向けについても解説します。
私用品を持ち帰る
退職時には私用品の忘れ物がないよう、すべて持ち帰りましょう。
着替える為の更衣室のロッカーや、デスクの引き出しの中などに思った以上に私用品がたくさんあると思います。
私の働いていた会社では、休憩時間にコーヒーを飲むために、Myマグカップを持参している人が多くいました。
しかし、退職時に忘れてしまう人が多く、破棄するにも困ってしまったことが何度かありました。
このように、私用品を忘れると会社の人を困らせてしまうので、忘れ物が無いかしっかり確認しましょう。
不用品を後輩にプレゼント
もしも不用品があれば、退職時に後輩にプレゼントするのも良いでしょう。
私は職場の先輩に不要になったペン立てをもらったことがあります。
自分でも用意するか悩んでいたものだったため、有難く使わせていただきました。
いくら退職後は不要でも、仕事をしていた時は便利に使っていたのではないでしょうか。
もちろん押し付けはしてはいけませんが、後輩が使うかどうかを聞いてみる価値はあると思います。
退職時の不用品は捨てるだけではなく、プレゼントする形も考えても良いでしょう。
まとめ
今回は退職時の荷物整理について、会社向け・自分向けに分けて解説しました。
- 会社向け①パソコン内のデータを後任者が使い易いように整理する
- 会社向け②紙書類も整理し、後任者が仕事をし易い環境整備をする。
- 会社向け③貸与品は滞りなく返却する
- 自分向け①私用品はすべて持ち帰ったか確認する
- 自分向け②不用品があれば後輩にプレゼントしても良い
退職までの時間はあっという間に過ぎます。
退職間際に慌てることが無いよう、会社向け・自分向けと分けてチェックをしていきましょう。
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