ポチは、今の仕事の調子はどうかな?
仕事量に追いつけなくて、上司に怒られてばかりだよ!
この仕事を選んだことを後悔しているところなんだ~
仕事内容が、自分自身に合う・合わないというのは、よくあることだよね
でも、後悔して悩む前に、考え直してほしいことがあるんだ!
就職活動を経て、苦労して入社した会社で働いているのに、
「実際に仕事をすると、想像していた内容と違う」「人間関係が上手くいかない」「仕事内容が自分に合っていない」と感じていませんか?
それは、あなたの仕事に対するイメージと現実の仕事に、ギャップが生じているからです。
とは言っても、すぐにそのイメージを改善できるわけではありませんよね。
また、「後悔しているこの仕事を辞めてしまおう!」と勢い任せで仕事を辞めては、また仕事選びを間違えて後悔してしまうでしょう。
そこで今回は、仕事選びを間違えて後悔している人が考え直すべき5つのポイントをご紹介します!
ポイント1:「好きなこと」から仕事を選ばない
「好きなことを仕事にしよう」ってよく聞くけど、どうして?
意外かもしれませんが、仕事を「好きなこと」から選ぶと、後悔しやすいです。
今あなたが選んだ仕事は、どのように選んだでしょうか。
もし「自分の好きなこと」から仕事を選んだのであれば、考え直すべきでしょう。
「好きなこと」で選んだ仕事というのは、思い入れが強いため、対人トラブルや面倒ごとが起きると、「好きなこと」と現実のギャップを感じやすくなります。
「好きなこと」であればあるほど、トラブルに直面するたび、「本当はこの仕事が好きではないのかも」「私はこの仕事に向いてないのかも」という疑念が生まれてしまいます。
後悔しない仕事選びをするには、「好きなこと」を仕事にする必要はありません。
大事なのは、その仕事に対して、どれだけ努力やリソースをかけられるかということ。
普段の仕事で使っている何の変哲もないボールペンでも、仕事が順調な時も苦しい時も、使い続ければ愛着がわきます。
それと同様に、特に好きとも思っていない仕事をこなすうちに、その仕事が自分の一部のように愛着を感じられる、ということです。
「好きなこと」から仕事を選ぶのではなく、選んだ仕事に情熱を注いでいるかを考え直してみましょう。
ポイント2:「給料の多さ」で仕事を選ばない
綺麗事なんかじゃなく、給料の多さで仕事を決めるのは、考え直す要素の一つだよ!
給料が多い仕事であれば、後悔しないとは言い切れません。
あなたは仕事を選ぶとき、ある程度は給料も考えて、仕事を選んだのではないでしょうか。
「でもその時は、給料についてしっかり考えなかったから、仕事を選び直す時には、給料が多い仕事にしよう!」なんて考えませんでしたか?
給料が多ければ、貯蓄や欲しいものを買うのに困らず、生活が豊かになるのは事実です。
ですが、給料が多いことは仕事に対して後悔することがない、というわけではありません。
想像してただければ分かると思いますが、上司が嫌味を言う人であったり、泊りがけの残業が当たり前のような仕事であれば、仕事に対する不満や後悔は、いくら給料が多くてもプラスマイナスゼロにはならないでしょう。
また、給料が多いことによる満足度というのは、一定の金額まで来るとほとんど上がらなくなります。
これは、内閣府が発表した「満足度・生活の質に関する調査」内にある所得関係指標、世帯年収別の家計と資産の満足度の図表から読み取ることが出来ます。
出典:「満足度・生活の質に関する調査」に関する第4次報告書」
年収増加に伴う満足度は、「3000 万円~5000 万円」で頭打ちになり、「1億円以上」の満足度は「700万円以上1,000万円未満」とほぼ同じ値になります。
しかも、給料がアップしても、満足度の上昇は2年後には消えてしまい、満足度は持続しないという調査も報告されています。
平均賃金変化を超えると、仕事の満足度がさらに向上することがわかりました。
出典:「内的・対人的賃金変動が仕事の満足度に与える予測と適応効果」
ただし、この効果は、賃金変更から 2 年後に消えてしまうため、持続していないようです。
給料で仕事を選ぶのが悪いということではなく、給料が多くても仕事の不満や後悔が解消されることはなく、給料が多いことによる幸せは長続きしないということです。
ポイント3:後悔していることは仕事を辞めれば解消されるのか
仕事選びを間違えた=仕事を辞める、となる前に一旦考えてみよう!
あなたが、その仕事を選んで後悔したことは、その仕事を辞めれば解消されるとは限りません。
仕事を選んで後悔している人には、「後悔している今の仕事を辞めさえすれば、この問題は解消される!」と考えている人が多いです。
後悔している原因がなにか分からなければ、もし仕事を辞めて転職しても、また同じ後悔を繰り返してしまう可能性が高いでしょう。
例えば、「労働時間が多くほぼ毎日残業している」「通勤時間が2時間以上かかってしまう」なのであれば、まず上司に相談してみましょう。
その際に、素直に「毎日残業で体力が持たない」「もう少し通勤時間がかからない場所に移動はできないか」と聞いてみてください。
すぐに解消されるとは限りませんが、もしあなたの相談を受け止めて対策を打ってくれる会社であれば、後悔の原因が解消される可能性があります。
あなたの相談があってもなお、問題が解消されないようであれば、後悔の原因が解消されることはありません。
そうすると、「仕事を辞める」という選択肢もでてくるでしょう。
特に、自分の心身に悪影響を及ぼす環境が後悔の原因にあるのならば、「仕事を辞める」選択肢も迷わずに用意しておきましょう。
仕事選びを間違えて後悔したからと言って、安易に辞めるのではなく、「仕事を辞める」ことが後悔の原因を解消できることに繋がるのかを考えましょう。
ポイント4:自分自身の市場価値と企業情報を調べなおす
そういえば、就活であまり自己分析や企業情報を、集められていなかったかも。
仕事選びに後悔を減らす方策として、自分のスキルや市場価値と企業情報を調べ尽くすことが重要です。
あなたの後悔していることの原因は、自分と企業のギャップによるものがほとんどです。
「接客業の仕事をしているけれど、なんだか自分は人と接する仕事が苦手だな」「年功序列が強い会社で、いくら成果を上げても、昇進に結びつかないな」と感じているのも、ギャップによるものです。
ギャップを埋めるには、今の自分の市場価値と企業情報を整理することから始まります。
そうしないと、「まだ30代前半だから、転職してもすぐに他の企業が雇ってくれる」「こういう業界は、自分とは関係ない」と思い込んで、せっかくのチャンスを逃したり、無謀な挑戦をせずに済みます。
もし、情報を集めることなく、就職・転職活動をして企業に採用されれば、ギャップは改善されることなく「また仕事選びを間違えた」という結果になってしまいます。
今の仕事で忙しいかもしれませんが、少しずつ計画的に情報収集を行いましょう。
同じ後悔を繰り返さないためにも、今の自分・企業情報を洗い出して、仕事選びの材料にしましょう。
ポイント5:転職エージェントに相談する
餅は餅屋!相談するなら、転職エージェントがおすすめだよ!
やはり一番の解決策は、転職エージェントに相談することでしょう。
後悔していることを洗い出して、自分一人で業界を調べ尽くして、転職の準備をしてとなると、かなりの労力がかかります。
それら全てに対して、”第三者”からの意見や協力があった方が、スムーズに進みますよね。
だからこそ、一人で悩まず相談することが大切です。
転職を前提としていなくても、現状を相談するだけでも構いません。
エージェントの人と話していくうちに、働くうえで自分が大切にしたいこと・価値観が明確になります。
私の前の会社の同僚は、転職エージェントを使って相談をしたところ、「他企業の情報を知ると、今働いている会社の良いところを、再確認できた」と前向きな気持ちになれていたのが、印象的でした。
転職エージェントに相談することは、各企業の魅力や自分の市場価値だけでなく、自分では気づけなかったような新たな価値観を、発見することでもあります。
仕事選びに後悔があれば、一人で抱え込まず転職エージェントの協力を得て、仕事選びを考え直していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「仕事選びを間違えて後悔している人が考え直すべき5つのポイント」をご紹介しました。
まとめますと、
- 「好きなこと」から仕事を選ばない
- 「給料の多さ」で仕事を選ばない
- 後悔していることは仕事を辞めれば解消されるのか
- 自分自身の市場価値と企業情報を調べなおす
- 転職エージェントに相談する
以上が、考え直すべき5つのポイントになります。
仕事選びに後悔してしまうと、真っ先にそこから逃げたくなり、「仕事を辞める」という選択肢が浮かんでしまうと思います。
ですが、今一度冷静になって、「なぜ私はこの仕事を選んで後悔しているのか」「仕事選びを間違えないためには、何が重要なのか」考えてみましょう。
すぐに答えを出すのは難しいですし、焦ってしまえばそれこそ、同じ間違いを繰り返す原因にもなりますから、自分のペースで進めていきましょう。
考え直すべき5つのポイントをもとに、自分の価値観を書き出してみれば、仕事選びを間違えて後悔することはなくなるでしょう。
一歩踏み出すことで、みなさんがよりよい仕事に出会えることを祈っています。
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