充実した土日を過ごした後に必ずやってくる月曜日。
日曜日の夜になると、月曜日からの仕事のことを考えて憂うつな気分になったり、吐き気を感じたりする方も多いでしょう。
そのような状態を「ブルーマンデー症候群」と呼びます。
しかし、吐き気がする状態が毎週繰り返される場合、危険な状態に陥っているかもしれません。
月曜日からの仕事を考えると吐き気がする原因と、その対処法についてまとめてみました。
STEP1:危険な状態を認識しよう
月曜日からの仕事を考えると吐き気がする場合、危険な状態である可能性が高いです。
「明日からまた仕事か」や「明日も休みだったらいいのに」程度の憂うつさであれば、そこまで危険とは言えません。
次のような不調がある方は、心身が危険な状態であることを認識しましょう。
- 吐き気
- 頭痛
- 胃痛や腹痛
- 息が苦しい、過呼吸
- 涙が出る
- 眠れない
上記のような不調があっても、つらいのが日曜日の夜だけだからと我慢してしまう方も多いと思います。
しかし、このような状態を放置しておいても改善する可能性は低いでしょう。
この状態が悪化していくと日曜日の夜だけでなく、毎晩このような不調に苦しめられる可能性があるのです。
最終的にはうつ病、適応障害などの精神疾患を発症することもあります。
自分を守るためにも、「ストレスによって自分の心身は危険な状態にある」と受け入れてみてください。
ストレスを感じたり体調が悪くなったりすることは当たり前のことで、決して甘えではありません。
現状をきちんと受け入れて、次のステップに進んでいきましょう。
STEP2:原因を見極めよう
月曜日からの仕事を考えると吐き気がする主な原因は、次の2つです。
- 仕事内容によるストレス
- 職場の人間関係によるストレス
仕事内容によるストレスは、月曜日にやりたくない仕事がありストレスを感じている状態です。
私も金曜日に早く帰りたかったために、面倒な仕事を月曜日に回してしまい後悔した経験があります。
また、業務内容の関係で月曜日が一番忙しい方もいるでしょう。
土日の間に溜まった問い合わせの処理などが当てはまります。
人間関係によるストレスは、月曜日に限らず慢性的なストレスを抱えていることが多いです。
わずらわしい人間関係から解放されている土日と月曜日のギャップの大きさが、吐き気の原因になっています。
月曜日は相手も同じように機嫌が良くない可能性があるので、それも月曜日が怖い原因になっているかもしれません。
「月曜日は嫌だ」と考えるだけでなく、なぜ月曜日が嫌なのかを明確にすることが大切です。
原因をはっきりさせると、おのずと対処法が見えてきます。
STEP3:対処法を考えよう
月曜日の仕事を考えると吐き気がする時の対処法は、「月曜日の仕事をできるだけ減らす」ことです。
なぜなら、仕事の量が減れば心が軽くなるからです。
心に余裕が生まれれば、人間関係のストレスもある程度は受け流せるようになります。
例えば、私は月曜日を個人的なノー残業デーにしていました。
月曜日は今日やらなければならない仕事しかしないようにし、明日できることは明日にやると割り切ります。
その分が先週の金曜日や翌日の火曜日の負担になったとしても、土日に仕事のことを考えずに過ごせることは重要でした。
他にも、「月曜日に楽しみを作る」ことも効果的です。
月曜日のランチはいつもより豪華にしたり、仕事終わりにケーキを買ったりするなど、月曜日を頑張った自分へのご褒美を用意します。
つらいと感じた時は、後に待っている楽しみのことを考えると意外と乗り切れてしまうものです。
しかし、上記の方法でも吐き気が収まらない場合は、「病院での受診」をおすすめします。
病院というとハードルが高いと思うかもしれませんが、ストレスによる心身の不調に悩まされている方は非常に多いです。
胃や十二指腸の潰瘍、片頭痛、自律神経失調症などが吐き気の原因となっていることもあります。
病院を受診する際は、「いつ、どんな吐き気があるのか」をメモした上で受診するとスムーズです。
同時に、できるだけストレス源から離れるようにしましょう。
具体的には、仕事量や内容の調整、配置変更、転職などです。
特に、人間関係は相手がいるので自分だけの力で解決することは非常に困難と言えます。
ストレスから離れることは逃げではなく、自分を守るための適切な行動です。
ストレスを抱えた状態で無理をしても、質の高い仕事はできず本末転倒になってしまいます。
そのため、つらいと思ったら勇気を出してストレスから離れる行動を起こしましょう。
まずは自分でできる対処法から始めて、日曜日の夜の吐き気が改善されるか確認します。
改善が見られないのであれば、病院の受診や仕事内容の見直しなどを検討してみてくださいね。
まとめ
月曜日からの仕事を考えると吐き気がする時の原因と対処法をご紹介しました。
- 月曜日からの仕事を考えると吐き気がする状態は正常ではない
- 吐き気は心身が危険にさらされているサインだと認識する
- なぜ月曜日が嫌なのかを明確にする
- 原因は「仕事内容」と「人間関係」が多い
- 「月曜日の仕事を減らす」か「月曜日に楽しみを作る」ことで対処する
- 改善しない場合は病院を受診し、ストレス源から距離を置く
月曜日からの仕事を考えると憂うつになる方は多くいますが、つらいのは自分だけでないからと我慢しないようにしましょう。
つらい理由は人それぞれ違います。
自分に合った原因と対処法を見つけて、充実した毎日を過ごせるようになることを祈っています。
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