今、転職先をいろいろ調べてるんだ
そうなんだ、良いところ見つかりそう?
何件か気になってる企業あるんだけど、ブラック企業じゃないか心配だよ
たしかに、せっかく転職してもブラック企業だと意味ないからね
入社する前にブラック企業かどうかわからないかな
面接時の企業の対応である程度は見分けることが可能だから紹介するね
「今より良い環境で働きたい」と思って転職先を探している方が多いのではないでしょうか。
しかし、そうして見つけた転職先がブラック企業だったら転職した意味がないですよね。
今回は入社する前、面接の時点でブラック企業だと見分ける方法を3つご紹介します。
もちろん、全てのブラック企業を見分ける事は出来ませんが、これを知っておくだけでも、回避出来る可能性が高まりますよ。
見分け方1:会社の清掃が行き届いていない
見分け方1つ目は、会社の清掃が行き届いていないです。
なぜなら、「5S」の徹底は会社の基本だからです。
5Sとは
整理・整頓・清掃・清潔・しつけ のこと
普通の会社はこの5Sの重要性を理解しています。
5Sのメリットは、会社が綺麗になるだけではありません。
仕事環境が整うことで、作業の効率化を図れます。
また、社員が清掃を行うことで、社員自身の仕事のモチベーション・チームワークが向上し、その結果、売上の向上にもつながります。
あなたも、汚い会社で「よし、今日も仕事を頑張ろう!」なんて上向きな気持ちにはなれませんよね。
ブラック企業は、この5Sがきちんと出来ていない事が多い傾向にあります。
社員に余裕がなく、整頓・清掃をする時間が無いのも原因の一つでしょう。
その為、面接で会社へ行かれた際には、以下の点を注意して観察してください。
- 建物自体が汚れている
- 雨漏れなどの修繕がされていない
- 社員の机回りが整理されていない
- 書類や飲み物が机上に放置されてる
- トイレが汚い
- 張り紙の内容が精神論・更新日付が古い
- 自動販売機回りに飲んだ缶やペットボトルが放置されてる
- 社員自身の服装が整っていない
「会社が古いから汚れていても仕方ない」なんてことはありません。
建物自体が古くても、綺麗に保つ努力がなされています。
張り紙の内容もチェックしましょう。
「気合」「やる気」と書かれたスローガンのようなものばかりの場合は要注意です。
気合もやる気も精神論です。仕事で精神論を語って上手くいくことはないでしょう。
上手くいくには、会社の方針を打ち出し、細かな対策・改善を行うことが必須です。
また、社員の服装が酷く汚れていたり、袖まくりをしていたりする場合も同様です。
作業服が汚れたままなのは、新しい作業服を支給してもらえないからかもしれません。
袖まくりは、現場では事故につながることから、禁止している会社が多いです。
それをしているという事は、事故防止の仕組みが取られていない可能性があります。
このように、5Sからだけでも会社の状態がわかることもあります。
自分が観察するだけ良いので、是非、注意深く周囲を観察してみてください。
見分け方2:挨拶・電話応対などのマナー教育不足
見分け方2つ目は、挨拶・電話応対などのマナー教育不足です。
なぜなら、ブラック企業は社員の教育に無頓着だからです。
一般的な会社は、入社すると最初に、基本的なマナー教育を施します。
会社の顔ともなる社員の態度は、そのまま会社の社風につながるからです。
仕事の取引をする相手も人間です。感情があるので、悪い感情を持たれると仕事もスムーズに進みませんからね。
この教育不足は、「面接を行う前の採用担当者」と、「面接に行った時に出会う社員」の両方で判断することが可能です。
採用担当者から判断するポイント
面接前に、会社の採用担当者と日程などの調整のために連絡を取っていると思います。
その時の態度・内容が以下の場合は要注意です。
- 面接する日付が既に決定されている
- メールの誤字・脱字が多い
- 会話・メール内容が雑
一般的な会社では、面接日は募集者の希望を伺い決定されます。
それがなく「〇日△時から」と指定される場合は、要注意です。
入社前からすでに自分たちのペースで進めようとしている会社は、ブラック企業の可能性があります。
メールの誤字や内容が雑なのは、仕事に忙しく、自分の書いたメールを読み返していない、そして、メール作成に時間を費やすことが出来ていないということです。
「新たに社員を採用する」という、とても重要な仕事に時間が取れない程忙しいという事は、ブラック企業である可能性が高まります。
面接に行った時に出会う社員から判断するポイント
面接当日、社員に会社ですれ違った際には、以下の点を注意して観察してください。
- 社員とすれ違う時、挨拶・会釈がない
- 受付の人に笑顔がない・声が小さい・暗い
一般の会社では、外部の人とすれ違う時、挨拶もしくは会釈など、何かしらのアクションを行います。丁寧な所では一旦立ち止まり、お辞儀をして挨拶をします。
それは、社員一人一人に「会社の顔」という自覚があるからです。
逆に言うと、挨拶が出来ない会社は、社員自身に自分が「会社の顔」という自覚がないということです。
自分の態度が会社の評判に悪影響を与えることを気にしてない=会社に敬意を払えていないということになります。
仮に、ブラック企業ではなくとも、社員が敬意を払えない会社に入社したいと思えませんよね。
社員の態度から、見分けるのも一つの方法です。
見分け方3:面接時の内容
見分け方3つ目は、面接時の内容です。
なぜなら、面接の内容次第で会社の内情が分かるからです。
ブラック企業の面接には、以下のことが多く当てはまります。
- 面接官の自己紹介が無い
- 面接時間が短い
- その場で内定確定
- 求人票と面接時で違う事を言う
「面接官が自己紹介する必要があるのか」と思われるかもしれませんが、初めて会った人に対して、挨拶・自己紹介は最低限の礼ではないでしょうか。
退職者が多く、面接が頻繁に発生しているため、態度がぞんざいになっているのかもしれません。
面接官に疲れた様子がないか、注意して観察してみてください。
また、面接時間が短い場合、面接前に既に採用を決めている可能性が高いでしょう。
面接前に採用するということは、とにかく人が欲しいということなので、これも注意が必要です。
さらに、ブラック企業はとにかく人を集めて採用したいので、求人票で良いことばかりを記載し、面接時で言ってる内容が違うことも多い傾向にあります。
「求人票と内容が違う」と感じたら、詳細を確認するようにしてください。
そこで、曖昧な返答が帰ってきた場合、ブラック企業の可能性が高いでしょう。
日頃の態度が面接官にも現れるため、社員に対しても同じ態度を取っている可能性があります。
まとめ
いかがでしょうか、面接時のブラック企業の見分け方を3つご紹介しました。
- 会社の清掃が行き届いていない
- 挨拶・電話応対などのマナー教育不足
- 面接時の内容
入社前にブラック企業かどうか、見分けるポイントは意外と多いことが分かります。
これから先の自分の人生に、非常に大きな影響を与える職場選びだからそ、ブラック企業を見極めるために注意深く観察してください。
こちらの記事も是非ご覧ください。
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