退職を考えているんだけど
人手不足の職場環境なので
辞めづらいよ・・・
かといってこのままこの会社に
いつまでもいたくはない。
このような考えでなかなか退職に踏み切れない方いませんか?
ポチ、気持ちは十分分かるんだけれども
申し訳ない気持ちから退職ができないという考えは
やめよう。
ポチが会社を辞めたら、あとは会社がどうするかの
問題だよ。
退職は次の人生のステップを考える人にとって避けては通れないことです。
我慢して会社に残っていても次のステップにはいくことができないし、時間がもったいないですよ!
そこで少しでも退職に向けて一歩踏みせるよう、退職を伝えるタイミングをお教えします!
円満退職に向けて一般的にいつからがベストか、またはやむを得ない事情で今すぐ退職したいが法律的にはいつから可能か知りたくはありませんか?
もしやり方を間違ってしまうとあなたの評判を落としてしまったり、法律的に訴えられたりしてしまう恐れがあります!!
そうならないようここで
- 円満退職を望む場合
- 今すぐ退職を望む場合
2通りのケースに分けて内容を深掘りしてご紹介させていただきます。
初めて退職する方や計画的に退職することが難しい方は是非ご覧になって参考にしてください!
円満退職を望む場合
退職意思表示の期間は会社の就業規則により異なるので、自社規則を確認したうえで一般的には退職の1~3か月前となります。
お世話になった会社にできるだけ負担をかけずに退職したい場合
どうすればいいかな?
なんていいやつなんだ、ポチ!
これから説明するよ!
そのように考えている方は2~3か月前から退職意思を伝えましょう。会社側はその期間にあなたの後任を配置し、仕事の引継ぎも十分行うことができるからです。
例え仕事の引継ぎをすぐ終わらせることができたとしても、あなたの後任を見つけることはすぐにはできません!
他にも重要な管理職の方、区切りがある職種、人手不足の職種の場合もできるだけ早めに伝えたほうが会社側は対処しやすいです。
具体的に例をあげてみると、
管理職の場合➡業務がとても多いので大体3か月前かプロジェクト終了後が理想。
銀行員の場合➡2か月前。時期は1月、4月、7月、10月に報告。期末、人事異動時期が理想。
教員、保育士➡3か月前。時期は12月中に報告。年度末(3月)での退職が理想。
看護婦や運送業など人手が足りない職種の場合➡会社の就業規則要確認。だいたい2~3か月前。
しかしだいぶ先の退職日を決めることができる人は「しばらくの間、働かない人」であって、一般的には難しいはず。
ですが、お世話になった会社や仕事仲間には負担をかけずに綺麗に会社を去りたいですよね!
なので円満退職を望むのであればせめて遅くともギリギリ1か月!!
1か月前には上司に退職意思を伝えておくべきです。転職先が決まっている方もできるのであれば,1か月の期間をもらえるようお願いしてください!
意思表示後、上司と相談して退職日を決めましょう!!そこから逆算していくことで今後のスケジュールが立てやすくなります!期間は可能な限りゆとりを持ちましょう!
その重要な退職日を決めるにあたって注意するべきことがあります!
退職日を決まるにあたって4つの注意点
- 会社の都合を考えるのであれば、できることなら退職日は繁忙期を避け、仕事の区切りがいい時期を選びましょう!
- 就業規則などの記載内容によりますが、一般的にボーナスは支給日に在籍しない従業員には支払う義務はないとなっているので注意が必要です。
- 退職日の予定をたてても上司からは簡単にOKをもらえず、引き留めにあうかもしれません。なので予定どおりにいかないこと、修正を前提にスケジュールをたてておきましょう!なかなか事がうまく進まなくても自分の退職に対してのモチベーションを保つ為にも予定をたてることはとても大事です。
- 業務の引継ぎの時間をしっかり作りましょう!期間が人、仕事内容によって違うのでそれに合わせてどれくらい時間がかかるのかを考えておく必要があります。退職する会社と今後どこで関わりがあるかわからないので後々のこと考えるとキチンと引継ぎはしておきたいですよね。
あともうひとつ!
有給休暇日数は残り何日?
前もって会社に確認して、できる限り消化しよう!
ただし有給消化を優先するあまり、引継ぎを疎かにしたり
転職先の入社日を無理やり後ろ倒しにしたりするのは
絶対にやめよう!
しかし残念なことに、諸事情ですぐ退職しなければならない場合はどうでしょうか?
やむを得ず今すぐ退職したい場合
転職先から早めに入社してほしいと言われたよ!
残っている業務もあるし、そんなすぐには行けない・・・
でも新しい職場の印象を最初から悪くしたくないよ!
その場合はしかたない。辞める会社には本当に申し訳ないけれども
せっかく決まった新しい職場のほうを優先に進めていこう!
転職先の入社日が決まっていたり、やむを得ず退職をしなければならない場合、円満退職とはならないかもしれませんが、いつから退職が可能なのか
- 期間の定めのない雇用(正社員)
- 期間の定めのある雇用(契約社員)
に分けて紹介します。
期間の定めのない雇用(正社員)の場合
期間の定めのない雇用、つまり正社員として雇われている一般的な正社員の場合、労働者はいつでも退職を申し込むことができます。また会社の承認がなくても、民法第627条第一項の規定により退職の申し出をした日から数えて原則として14日を経過したときは、退職となります。
その14日間どうしても仕事ができない場合はどうするの?
14日間在籍する必要があるが、勤務しなければならない必要はないんだ!
※もちろん会社側に承諾を得た上で有給休暇や欠勤を使わせてもらいましょう!
急に辞めると会社側から訴えられない?
労働者には、退職の自由が認められているので、期間を守れば退職することは違法行為ではないし、会社に不利益が生じても損害は発生しないから大丈夫だよ!
具体的な事例があります。
プロシード元従業員事件・横浜地裁 平成29年3月30日判決・労働判例1159号5頁 うつ病という虚偽の事実を捏造して退職し、業務の引継ぎをしなかったことが不法行為であるとして、会社が退職した元従業員に対して損害賠償請求した事件。
結果は会社の損害賠償請求は認められなかった
引用元https://www.zenkiren.com
次に期間契約のある社員は同じことが通用するのでしょうか?
期間の定めのある雇用(契約社員)の場合
原則契約期間内での退職はできません。
ただし例外があります。(民法第628条)
以下のやむを得ない事由があるときは会社の承諾が必要になりますが、契約の解除をすることができます!
- 心身の病気、怪我
- 両親や子供の怪我や介護
- 業務が法令に違反している
- ハラスメントの横行
- 企業が承諾した場合、つまり退職の申し出に企業側が納得した場合
もうひとつ勤続年数が1年以上勤務している場合、契約途中であって退職の希望を伝えることができます!(労働基準法第137条) 一般的には2週間前とされていますが、各会社が定める就業規則に従って期間を置く必要がありますので、一度会社に確認してください。
まとめ
今回退職を伝えるタイミングは何ヶ月前がベストなのかを以下の通りまとめてみました。
- 計画的に退職したい場合:1~3か月
- 退職日を決まるにあたって4つの注意点
- やむを得ず今すぐ退職したい場合:雇用形態によって異なる
やむを得ず今すぐ退職したい場合に関しては
- 期間の定めのない雇用(正社員):いつでも退職を申し込める
- 期間の定めがある雇用(契約社員):やむを得ない事情や勤務1年以上の場合、2週間前
と2つに分けて説明させていただきました。
転職先が決まっている場合、入社日と退職日が絶対重ならないよう注意してください。
就業規則に二重就労禁止などの項目なければ有給消化中でも転職先で働いても大丈夫です。
もし退職を受理してくれなかったり、退職を言い出せる環境じゃなかったり、あなたが精神的に退職を言い出せる状態ではない場合、退職代行を利用しましょう!!
仕事がツライ気持ちはなかなかまわりには分かってもらえないですよね。
愚痴ではなく、本当に本当に辛ければ辞めましょう! 会社に行くのがしんどい…という人は、退職代行を使うのも一つの手です。
引用元退職代行ヒカク
退職の際無断欠勤は絶対やめましょう!!
損害賠償請求の対象であったり、懲役解雇のリスクがあります。
自分の経歴にキズがついてしまい、一生消すことはできないぞ!!
退職活動はたくさんのエネルギーを使い、想像しているより大変なことと考えておいたほうが無難です。
ここで紹介したことを参考にしていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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